Patterns一覧へ戻る
ペルソナ

構想型

概要

課題を発見し、活動の構造(契約・連携・改善サイクル)を設計する人のパターン。AbCの文脈では、**Control(上ハンドル)**の設計者として機能し、遂行型の人が動くための「場(フロー)」をつくる役割を担う。

特徴

  • 「なぜその活動が必要か」「何を解決するためか」から思考する
  • 既存のやり方に疑問を持ち、より良い構造を構想する
  • 活動の「Input/Output」「連携・順序」「計測方法」を設計する
  • 具体的な実行タスクへの集中は得意ではないが、問題の本質を見抜く力がある

AbCにおける位置づけ

構想型の人は、活動の**Control(考慮すべきこと)**を定義し、フロー全体のアーキテクチャを設計する。具体的には:

  • 各活動のInput/Output(事前・事後条件)を定義する
  • 活動同士の連携パターン(シーケンス・並行・同期)を設計する
  • 改善パターンの指標と計測器を設計する
  • 遂行型の人が「何を以て完了か」を明確化する

よくある失敗パターン

  • 構想型の人に遂行を任せると、「着手・完成しない」状態が続きやすい
  • 構想型だけで組織を構成すると、実行力が著しく低下する
  • 構想型の人が設計したフローを遂行型に説明せず「察してほしい」と思うことで、摩擦が生まれる

推奨アプローチ

構想型が設計した活動構造を契約パターンとして明文化し、遂行型の人と合意(契約)してから渡す。「察する文化」ではなく「契約する文化」へ移行することで、構想型と遂行型の協働が最大化される。

構想型の人は、良い活動設計者であると同時に、改善パターンの主導者として組織全体の進化を牽引する役割も持つ。